とあるサイトを見ていて、「え?それなら、認可されないんじゃないの?」と思ったこと。
女性用のバイアグラとしてのフリバンセリン。

「書いた人間」がどこまで調べたのかは分からないけど・・・

脳名物質のバランスを整えると、女性は性欲を増すとか・・・

てか、幸せな気分にさせるための薬だとしたら、それは麻薬であって、続けて使ってると常習性が生まれて、やがてはジャンキーになってしまうのではないのだろうか?

確かに性行為には幸せな気持ちが必要だろうが、実際にはどうなのだろうか。

覚醒剤に近い薬は、人間の気合だけでは押さえ込めない。それは、人間が自力では空を飛べないのと同じくらい科学的な要因が絡んでいる。
それを知っていると、脳内での幸せ物質を出すことで性行為を助けるというアイテムであるという結論であるなら、責任のある公共機関はそれを認可はしないだろうと私なら考える。

まあ、何故麻薬は気合で止められないのか?ということであるが、本来は脳自身が幸せ物質を作り、その量に対しては一定のバランスで製造を停止する。

幸せ物質を撮ると、脳はその分の製造をキャンセルする。
そしてそこから問題が始まる。その問題とは、前回このくらいで作って十分だったので(外から摂取した分を合わせたからなのだが、それはカウントしない)今回もこれくらいで良いだろうと、判断をし、作る量が減る。

例えるなら、外でお菓子を買い食いした子供が家で母親が作ったご飯をいつものようには食べなかったとする。そして翌日、母親は作るご飯の量を前日の食べた分を基に、食費の計算をしなおし、翌日から少ない量の料理を準備し始めるのだ。
子供が足りない分をさらに外で食べて帰ってくる。そして、母親のご飯を残す。
母親はさらに食事を減らす・・・。やがて母親は殆ど食事を作らなくなり、子供は毎回買い食いをしなければならなくなる。
なぜかは分からないが、一度作る量が減ると、その後増量はしないらしい。

これで常に脳は常に幸せ物質が不足している状態になる。そしてそれは不快感を伴うものであるので、その不快感を解消するために、外部からの幸せ物質を補わざるを得なくなる。そうでなければ不快感でやってられなくなるからだ。

幸せ物質を作ったりするために必要な薬は、過剰な摂取をするとその後の人生を狂わせることになる。

意識やものの感じ方についてはまだまだ理解されていないところがある。
科学としての脳の働き方は、脳内分泌液による化学反応という形で理解され始めていはいるが、まだまだこれからの分野でもある。

脳内物質のバランスを取り戻すというのはどういうことなのだろうか。また、バランスを取り戻すと性欲が湧くというのは本当なのだろうか。
そういうことにもまだまだ疑問というか、スッキリと理解できないことは多い。

さらに言うなら、幸せな気分で性行為をすることが不感症や性機能の回復をもたらすのか、あるいは性行為で幸せな気持ちになるのか。この二つの点がどのように深く絡み合っているのか、因果関係をきちんと把握できるのだろうか?とう点も大きな疑問点として残る。

簡単に幸せな気分を求めることには、注意が必要である。