ウメラのblog

2015年03月

バイアグラの特許がきれそろそろ一年になる。
日本国内でも「正規の」ジェネリックバイアグラというものが出ている。
製造するということで申請した会社も結構あるようだ。

これは結局はどういうことなのだろうか?
バイアグラの成分であるシルデナフィルをどこででも作ってよいということなのだろうか?

実はそうではない。
ED治療薬としてシルデナフィルを用いることができるようになったということである。
新しい用途の場合、別の利権が絡むと考えるべきだろう。

逆に特許として抑えても関係諸官庁がそのための用途に認可を出さなければ、投資した金額は無駄になる。
今後シルデナフィルを用いてFSDに対する研究は進むのだろうか。

女性用バイアグラとしてフリバンセリンが何度も申請をしている。ある意味ムキになっているようにも見える。
これまでにかかった費用を回収したいという思惑もあるのだろう。
最初に作った会社はこの製品に対する権利を別の会社(スウプラウト)に売却した。それで、製薬会社はある程度のもとは取れたのだろうが、買ったほうとしては自分たちの計画通りに進めなければ、赤字である。
そんな思惑のある薬だが、本当に効くのであれば認可されて欲しいとは思う。

さて、女性用にシルデナフィルを使うのはどうであろうか。シルデナフィルは元々循環器系の薬であり、男性、女性のに対しての違いはないところで利用されるためのものである。
元々男性用のED治療薬であるとされているが、更にさかのぼると、シルデナフィルは循環器系の薬である。
それが男性に特別な用途で利用できるようになったのであるから、少し改良すれば女性用にも利用できるかもしれなのではあるが、どうなのだろうか。
生殖器の違いをきちんと考慮する必要があるとはいえ、元来の用途では性差は問題がなかったのであるから、ある意味ではハードルが低いといえる。

そんな意味で、女性のためのバイアグラができたとしてもおかしくはない。
今後新たな薬が出ることも大きく期待したい。

またですか?
「股」ではない、いや、股にかかることですけど・・・・
などどいって茶化したくなる記事を見た。

女性用バイアグラとして申請三度目
なんのことでしょう?
はい。ダイフルカンですね・・・

ブー、ハズレ。
フリバンセリンです。

だからぁ、女性は勃起しないんだってばさぁ・・・。
いや、小さいけどあるよ、しっかり起つし、場合によっては男のあれより・・・

話がずれてますね。はい。反省。

と、何が言いたいのかというと、フリバンセリンを女性用バイアグラとして、認可させたいスプラウト社が再度FDAに申請したということです。
えっとぉ、フリバンセリンは抗欝剤ですよね。それで性行為の際にハイになって気持ちよくなることで、FSDの解決に使えると・・・。何か違う気もするし、それでもいいのかもという気もする。

で、確認していたら、更におかしいことが・・・・
簡単調べ物帳として使っているウィキでフリバンセリンを調べると、媚薬になってました。

えっとぉ、最近のネット情報って信用できないなぁ。
違う違う。まったく、フリバンセリンを再度女性用バイアグラに申請とか聞くと、つい過剰な反応をしてしまう。

確か、ドイツの会社で発明か発見されたフリバンセリンを、どこぞの会社がFSDの対応のクスリにつかえると見込んで買って、FDAの認可が下りなくて、「女性用の認可薬がないのは差別だ」とか言わせて、それでも駄目で、今回三回目でしょ。

通るのかなぁ?って感じ。女性用に認可されないのは差別だとかって言っちゃうような会社の薬って逆に怖いと思うんですけど。「性能的にこれだけの結果と安全性が担保されているのに何で?」っていうのが言い分なら、私も応援できるけど、男女差別になるから認めろって言うのは私には認められない。

女性のホルモン的な問題が起きれば、将来生まれてくるであろう子供への影響も心配されることになる。
これまでの流れを考えると、フリバンセリンをFSDのために認可するということはちょっと怖い気がする。

機能的に使うのであれば、血流をよくするバイアグラの成分を利用して女性用として考えなおして製造されている、ウメラではないだろうか?

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